講演会「多文化共生」川西ケンジ (株)PUTZ NETWORK 代表
2022年6月4日 14-16時 下諏訪文化センター2F
「ブラジルのお国事情と日本での生活」と題してのお話がありました。
川西さんは2000.10月来日(高校までブラジルで生活)
2011年から会社勤め(子育てと会社勤めの両立の難しさを感じる)
会社勤めから、岡谷国際交流員として諏訪に移住
海外から来られた人々をサポート、様々な法制度や資格所得などをアドバイス
このような活動を通じて、行政の脆弱さを痛感(法制度理解や取得手続きなど)
この経験から、(株)PUTZ NETWORKを立ち上げ、来日者の親身な支援を実践。
日本人とブラジル人の豊かさの比較
日本はハイテクや治安、マナー、清潔感など素晴らしい社会性を築いている。
しかし、経済的な豊かさを求めることが、子供や家族との係りを奪う経験をした
仕事より家族と一緒の時間を増やし、家族愛を育む事が、心の豊かさを拡張する
ブラジルのハイパーインフレの経験から
1990年ハイパーインフレを経験。個人資産の凍結や物価価格の急上昇
そんな中でブラジル人は生き延びてきている。日本でも円安やウクライナ問題で
インフレが進んでいる。でも、なんとかなると能天気な気持ちで向かう事が必要
でも、参加者からはブラジルのインフレの状況が日本でも起こるとの悲壮な意見
もありました。しかし、何とかなると明るい気持ちを持つことが明日に続く鍵
「多文化共生」
日本はグローバル化の波から逃れることが出来ない。この現実に向かい合う時に
これを好結果に結び付けて行く行動が必要。「多文化共生」を実践する行動力が
いま、必要とされ、行政でのきめ細かな相談窓口の開設や、子供の教育に「多文
化共生」を教える必要がある。この為に(株)PUTZ NETWORKで取り組んでいる。
是非、皆さんもnew comerに心から喜んで貰える行動を心掛けてほしい。